汚染米問題
釧路の酒造史はチョットお休みしまして、
今月話題でした「汚染米問題」についてご説明したいと思います
まず、三笠フーズはとんでもないことを
やらかしてしまいました
本格焼酎業界の危機と行って良いでしょう
まさか蔵元さんは三笠フーズやその関連会社から仕入れた米に事故米を
混ぜて出荷されていたことは思いもよらなかったと思います
米を見れば分かるだろうと思っている人も多いとおもいますが
本格焼酎の原料にする米は基本的に破砕米なので、まぜても見た目はどこの米か
区別はつかなくなるというテクニックを三笠フーズは使っていました。
なぜ、芋焼酎に米を使うの?と思う方も多いと思います。
日本酒もそうですが、でんぷん質を原料とする酒造りでは、
サツマ芋や米は、そのままではアルコール発酵しないんです。
アルコール発酵させるためには、でんぷん質を糖分にしなくてはいけません。
その役目が麹が担っています。
麹には、でんぷん質を糖分に分解するアミラーゼという糖化酵素を持っており
この糖化酵素がサツマ芋や米のデンプン質を糖化して、その糖分を酵母がアルコールと
炭酸ガスに作り替えるのがアルコール発酵です。
本格焼酎の麹を造る原料米はほとんどが破砕米なので見分けがつかなかったのです
そして、まさか日本酒には使っていないだろうと思っていたら・・・
美少年酒造で使われていましたね~
汚染米が使用されていたのは、ほとんどが普通酒です。
普通酒は販売価格も安いので、原料もそれに似合ったものが使われているのですが
まさか破砕米を使用しているとは私もビックリです
本醸造や吟醸酒など特定名称酒と言われる酒は法律で、
3等米以上の米、
及び同等の米を使用しなくてはいけないので破砕米は原則的に使われていません
大手は破砕米使っているんだろうな~
と思っていましたが地方の中堅規模の蔵元でも破砕米使っていたんですね
安いお酒には色々な秘密が沢山あるようです
今のところ鹿児島県の3蔵は事故米を原料とした焼酎からはメタミドホスやアフラトキシンは
検出されてないとの発表がありました。とりあえず早急に健康を害する事はないようです。
しかし、事故米で造った焼酎や日本酒は積極的に飲みたくないのが人情です。
さて我々消費者はどうすればよいか?
当たり前ですが回収対象になっている焼酎や日本酒は飲まない
それでも心配ならば酒を飲まないというのが一番良いかもしれません。
が私も含めてそれは無理です。
これから事態はどうなるか分かりませんが、破砕米を原料にするものは沢山あります
ビールにだって副原料に米が使われていますし、
缶チューハイに入っている醸造用アルコールの原料が米の場合もあります。
我々日本人は米が主食なので至る所に米を原料とするものが沢山ありますよね。
基本的にどんな加工食品でも中身の原料を自分の目で確かめたわけではありません。
すべて性善説を前提として流通しているので製造元を信用するしかないのです。
自分で信頼できる製造者を見つけるしかありません。
例えば地元の製造者ならば何かあれば直ぐに連絡することも可能です。
見ようと思えば製造工程や原材料も見せくれるかもしれません。
遠方の製造者より近隣の製造者の方が、
より安心して購入できるのではないでしょうか?
地産地消は食の安全を守る一つにもなっているのです。
釧路の地酒、北海道の地酒を見直す良い機会かもしれません。
今回は一部の心ない業者によって、事故米を混入させた米を買わされた蔵元も被害者です。
ほとんどの地酒と呼ばれる日本酒や本格焼酎を造っている中小の蔵元は安全な原料を使っていると信じています。
我々消費者はこれ以上、日本の文化である日本酒や本格焼酎の蔵元を廃業させないよう、情報に流されるのでは無く、
自分自身で今回の事態を見極めて冷静な判断をしなくてはいけないと思います。
いやな話もしましたが、
明日10/
1は日本酒の日です
酒という字は、「酉」(とり)に由来します。
十二支の10番目は「酉」であり、
また「酉」の文字は、酒壺の形をあらわす象形文字で、酒を意味します。
1978年(昭和53年)以来、業界(日本酒造組合中央会)では、10月1日を
「日本酒の日」に制定しました。
今週の土曜4日に日本酒を楽しむ会を開催いたしいます。秋の夜長を、美味しい日本酒と美味しい
小鉢 ・ ゆらりアイス











